海外不動産投資のハナシ


昨年あたりから、海外不動産への投資がちょっとしたブームになってきている
ような気がします。

私もけっこう興味を持っていて、
情報収集を主な目的として有料の海外投資クラブに所属していたりします。

今日はそんな海外への投資について、思うところを書いてみようかと思います。



なぜ今、海外での不動産投資が注目されているのでしょうか。

シンプルに考えると、

1.日本で投資するより儲かりそう。

2.リスク分散ができそう。

というところが主な理由でしょう。

これは、ごもっともなところです。

日本は少子化社会かつ高齢化社会であり、
人口がどんどん減っていくということが、
明らかな事実としてあります。

資源はなく、労働人口も減っていくこの日本が、
今後大きな経済的発展を果たすとは考え難く、
国力は低下していくと見るのが一般的でしょう。

また、リスク分散の考え方も納得できます。

地球規模で見れば、経済が下降する国もあれば、
これから上昇していく国もあります。

一つの国で投資するよりも、複数の国に分散投資したほうが、
リスクヘッジの面で有利だと考えられます。

株や外貨を分散することと、考え方は同じですね。

 

そんな感じで、最近では、マレーシアやフィリピン、タイなどの不動産投資案件の
情報がよく入ってきます。

これらの国に投資しようとする根拠は、
まずは経済が大きく発展しようとしている、
まさにその時であること。

そして、人口の年齢分布が、きれいなピラミッド型をしているということです。

国が大きく発展するためには、
この人口ピラミッドがきれいな三角形をしていることは
大変重要だと言われているので、この人口分布はこれからの繁栄の大きな根拠
として認識され、注目されています。

日本は逆三角形というやつですね・・・

 

というわけで、国自体が発展する条件が揃っているのです。

そして、国が発展すれば、
当然ながら不動産の価値が上がってくるわけです。

日本では、バブルの頃のように不動産の価値自体が急騰することは考え難いでしょうが、
これから発展するそういった国では、必然的に急騰する可能性が高い・・・

と考えることができるのです。

 

まぁ、上記のようなことが、投資案件のプロデュースや紹介をビジネス
としている側のセールストークということになります。

間違っているとも思いません。

ただ、今書いてみたことを考えてみても、
これは完全に不動産の価値上昇を見込んだ投資ということ。

つまり「キャピタルゲイン狙い」の投資ということになります。

 

このような海外不動産を融資で購入して、
賃貸に出して返済しながら10年、20年と所有し続けることが出来れば、
地価上昇の波に乗ってキャピタルゲインを狙える可能性はあるかと思います。

ただし、不動産賃貸の利回りと融資利率を考えると、
月々のキャッシュフローはほとんど無いか、
あってもわずかというのが実状でしょう。

つまり、買ったはいいものの、生活していくためには、本業など、
その他の収入源を確保し続ける必要があります。

 

そういうわけで、海外不動産への投資は、

「これから資産を増やしていきたい」

と考える人が手を出すべき投資ではない、

というのが個人的な見解です。

 

レバレッジをかけて、
どんどん資産を増やしていこうという戦略を考えるならば、
やはりキャッシュフローに重点を置いた投資で、
獲得したキャッシュを再投資して複利で回していくことが、
一番の近道だと思うわけです。

一方で、既に潤沢な資産を築いており、リスク分散と、
あわよくば将来の売却益も狙おうというようなステージの人にとっては、
なかなか興味深い投資になると思います。

 

国よっては永住権も取れたりするので、
将来の海外リタイアメント生活なんかを目指す人にも面白いかもしれませんね。

ただし、海外というだけに、特有のリスクもありそうです。

仮に投資を行うにしても、これらのリスクをしっかり抑えておかないと、

「こんなはずじゃなかった・・・」

ということになりかねません。

次回、海外不動産投資のリスクについて考えてみようと思います!




私の戦略をすべてお話します

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