株はどうでしょう
ここ数回、インフレ対策という点に着目して、
不動産投資や外貨について書いてきました。
今回は株について考えてみようと思います。
株もインフレ対策として有効ですね。
特に海外の株だと円安と株高の両方の恩恵を受けることになるので、
面白い面があると思います。
ただし、現在のアベノミクスでは、
単純に「インフレ⇒円安」という構図になるのか懐疑的な意見も多く、
不確定な要素も多いですね。
また、海外の株だと、銘柄選択もなかなか難しいところではあります。
特に、インフレ局面で国内株を買う場合は、銘柄選びに気を使いたいところです。
円安が収益を圧迫しないところであることが前提でしょう。
例えば、原材料を輸入に頼っている会社だと、
材料費の上昇を商品価格の値上げで対応できない場合は、
円安により収益性に打撃を与えます。
一方で、輸出額が大きい会社は円安により売上高が上昇しますね。
有利子負債が大きい会社の場合は、利子の増加が収益を圧迫します。
とまぁ、いろいろ難しいので、株を投資先に考えるのなら、
日経225に連動するように設計されたインデックス投信などに回しておくのが
いいかもしれませんね。
私の考えでは、投資信託は手数料負担が大きく、
ぜんぜん触手の動かない投資商品なのですが、
国がデフレ脱却を本気で目指そうとする今、
「現金で持っておく」くらいならインデックス投信にしておくのは
悪い選択ではないと思います。
もちろん、「資産保全」という、どちらかというと消極的な戦略であることは
理解しておきたいところです。
例えば、投資信託に入れるなら、
その分の資金を頭金にして不動産投資をしたほうが、
大きな資産拡大を狙えますので。
やはり、ある程度は挑戦的にリスクテイクしていくほうが面白いのは間違いないです!